SILLENT HILL 2


 海外でも好評だったサイレントヒルの続編です。

 プラットフォームがPS2に移り、前作の1に比べてグラフィックの質が格段に
上がりました。ムービーはかなり綺麗に作られていて、雰囲気が伝わります。
 前作同様、闇と閉鎖空間の恐怖が見事に表現されており、ストーリーが進むごとに
新たな恐怖がプレイヤーに迫ってきて、夜にプレイしていると、家鳴りでびくびくして
しまいます(^^;

 舞台はタイトル通り、サイレントヒルです。
 前回とマップは違いますが、怖いことに変わりはありません(^^;
ストーリーが進んでいくと、少しずつ、この町の奇異な部分が見えてきて、なお
一層の恐怖がプレイヤーを包みます。

 操作は前作のものと変わりませんが、一部キャラの動きが変わっています。

 例えば前作にあったジャンプして後方に避ける行動が、早足で後退さるものに変わって
いたり、R1とL1で左右に並行移動していたものが、より素早く歩けるようになっています。
操作した感想は後述・・・

 今回はプレイレベルと謎解きレベルの2つが存在し、自分にあった難易度で
プレイすることができます。アクションを楽しみたいけど、謎解きはそんなに
難しくないほうがいいなあ、というような人にはうってつけのものだと思います。
私は最初のプレイでは両方ともNormalでやりましたけど(^^;

 これはいいなーと思った点:
  ・闇の表現
    前作同様、暗闇の表現がすごく上手いです。
    普通に進んで行くと何かあって怖い思いするかも、と勝手に
    思い込んでしまうように仕向けられます。他にも霧などによる視野の
    制限で、見たいけど見えないという怖さを演出しています。
  ・音楽の効果的な使用
    基本的にゲーム中に音楽はありませんが、ここぞという時に音楽が
    流れてくるので、雰囲気を盛り上げてくれて怖さ倍増です。
  ・アイテムのある方向に顔が自動的に向く
    街を歩いていると、時折道端のほうに視線を投げてアイテムがある
    ことを教えてくれます。前作はアイテムの取り忘れ(必須アイテムではない)が
    多く、後半になって苦労した感があったので、これはいいなと思いました。
  ・恐怖の演出
    無駄なまでに長い通路や、時折彼方から聞こえる音や声などが間接的に
    怖さを演出しています。
    かといって徹底的に怖さを追求しているわけではなく、怖い中にもいろいろ
    安心できるようなシチュエーション(他のキャラが出てきて話しかけてくれる等)が
    あるので、安心<->恐怖の波がうまいバランスで出来ていると思います。
  ・謎が一定ではない
    もちろん難易度によっても差があるのですが、同じ難易度で2回目をやっても
    謎解きの内容が変わりますので、タイムアタックをしようとして、謎を解かずに
    前回プレイのメモを参照しようとしても、そのメモ自体が意味のないものになります。
    ネタばれ対策?(笑)

 逆にだめだなこりゃーと思った点
  ・操作があまりにも・・・
    実は前作から感じていたんですが、走りながら向きを変えるなどといった
    動作が苦手なようで、いちいち立ち止まってしまいます。また、武器(長物)での
    攻撃時、倒れている敵にも横に振ったりして攻撃が当たらず、結局倒れた敵から
    ダメージを食らってしまいます。
    敵の姿勢(立っている、倒れているなど)によって、攻撃の仕方を変えるとか
    してくれればよかったと思います。
  ・ストーリーが一本道
    物語の構成上仕方ないのかもしれませんが、持っているアイテムによって
    エンディングだけ変わるのでは、2回目以降はあまりやる気が・・・
    経路も少し変わるなどの工夫が欲しかったです。
  ・敵の種類が少ない
    最初に出た敵が最後まで登場します。こういうゲームの場合、敵が変わって
    強くなることによって面白みやプレイする楽しみがあると思いますので、
    一貫して同じ雑魚敵を出されると、プレイが味気ないものになってしまいますね。
  ・キャラの心理描写が乏しい
    主人公がなぜサイレントヒルに来たか、というのはいいんですが、それ以外の
    登場人物の心の動きがよく分からないです。怖いと感じているのは分かるけど、
    なぜ怖いかを話してくれない、という感じですかね。言葉にすると難しいですが(^^;
  ・アイテムについて
    発見したり何か調べようとしたものについて、真正面に立たない限り取ったり調べたり
    できないのには辟易しました。おかげで正しい場所を探しているにも関わらず、
    アイテムが発見できずに取り忘れたり、延々と戻って来なければいけなかったり(^^;
    もう少し自由度が欲しかったですね。

 プレイしてみての雑感ですが、とにかく怖さが際立っているゲームだと思います。
プレイヤーに自然に闇を怖いものとして認識させ、ホラー要素もあるので、
こういう映画や物語が好きな人には存分に楽しめることでしょう。
このようなストイックでシリアスな恐怖感を楽しむことを目指しているゲームは
他になく、しかも成功していると思いますので、ホラーが好きな人には
かなりいい感じで楽しめるでしょう。
 
関係ないですが、私はマップが広すぎて何度も道に迷いました(笑)